【借方と貸方のルール】  借方、貸方に書く取引のル−ルには理論的な覚え方はないのでしょうか?  まだ、資産イコ−ル負債プラス資本と言う原理からそれはわかるのですが、  利益あたりからちょっと、あやふやになって、もう費用については、よくわかりません。  これは、何も考えずに、まる暗記なのでしょうか?  費用が減ったのになぜ、資産のほうに書くのかとか、、、  利益が増えたら、資産が増えるので左に書くような気がしたりとか、、  私の言ってる意味わかりますか??  ようするにこの、右に書くのと、左に書く意味が基本的にわかりません。  確か、右と左は常にイコ−ルということからなんですよね。  やっぱり、よくわかりません。 【質問の回答】  頑張ってますね。質問にあったところが実は簿記の根っ子の部分です。  まず、資産・負債・資本という分類の中で、唯一目に見えるものは資産です。  この資産を通して費用についてからお話していきます。  ■資産は、調達してきた資金を「現金」や「建物」など、様々な形で保有している   状態を示す(運用形態)ものです。  ■負債と資本は、資金をどのような方法で調達してきたのか(自己資金か   他人から借りたのか)という調達の源泉を示すものです。  調達した源泉(負債+資本)をどの様に運用(資産)しているかという構図は  比較的理解しやすいかと思います。  負債+資本=資産 という関係ですね。  それに対して、費用・収益はどちらも概念的なものでイメージしにくいですね。  ただ費用について言えば、「費用は資産が姿を変えたもの」と言えます。  ■資産を消費した結果が費用です。    例えば、現金(資産)を使って給料(費用)を支払ったら、現金という資産が  給料という費用に姿を変えたと言うことです。(費用が+、資産が−)  ですから、費用とは資産の消費によって発生するものとも言えます。  したがって、費用の増加は、資産が減少したとき(貸方)の反対側である借方に、  書きます。  給料(費用)+/現金(資産)− ということです。  なお、費用は、支払うと減るものではなく、支払えば支払うほど増えていきます。  ■資産はいずれ費用になるものということも出来ます。  (収益を獲得するために資産を使用することが営業活動です。)  ですから、資産も費用も同じ仲間で(ちょっと乱暴な言い方ですが)  増加したら借方(左)に書くわけです。  次に、収益についてです。  >利益が増えたら、資産が増えるので左に書くような気がしたりとか、、  まず、利益と収益を区別しておきましょう。  利益は収益と費用の差額です。収益−費用=利益(損失のこともある)  確かにおっしゃるように利益が増えたら資産が増えているはずですよね。  (又は、負債が減っているということもあります)    例えば、商品を販売して現金をもらったら何が増えるでしょうか。  1.現金が増える  2.もうけが増える  この「もうけ」が収益です。(費用がなかったら収益=利益になります)  つまり、現金(資産)が増えると同時に売上(収益)も増えると考えるのです。  収益自体は、現金のように目に見えるものではありません。  ちょうど上に書いたように、  給料を現金で支払ったら、現金が減って同時に費用が発生するというのと  似ていますね。  現金(資産)が増加したら借方に書きますが、同時に増えた収益は反対側の  貸方に書くわけです。  収益というのは、資産のように具体的なものではなく(資産にも抽象的な  ものがありますが)、資産が増加した場合などに同時に増加したと考える  概念的なものです。  これらのところは、話し出すと難しくなってしまうところですが、それだけ  根本的な内容を含んでいて、最初に誰もが頭を悩ます部分です。  少しは分かってもらえたでしょうか?  「まだ、分からん!」コールでも構いませんので、また質問を待っています。  では、また。