【三分法について】  三分法というのは、売上、仕入れと現金または掛の必ず3つの勘定科目で  記入するということで理解してよいのでしょうか?  それから、簡単な質問なのですが、5つの分類のことも(資産、負債など)  勘定科目というのでしょうか?  これは、分類名??ですか? 【質問の回答】 ▼三分法の意味について  実は、第1回のテキストでは敢えてその意味に触れなかったのです。  ややこしくて混乱されるといけないという老婆心(?)からなのですが、  この疑問は当然浮かんでくるものと思います。  結論から言えば、三分法は、「仕入」「売上」「繰越商品(資産)」  という三つの勘定科目を使うから、そのように言います。  「繰越商品(資産)」とは、会計期末に在庫として保有している商品の  ことです。  簿記の目的の一つは、期間の利益を計算することですが、「仕入」  と「売上」を差引しただけでは正しい利益を計算することが出来ません。  それは、「仕入」の金額は、あくまでも商品を仕入れた金額であって、  仕入れた商品全部が売れたとは限らないからです。  (普通は売れ残りがある=まだ費用になっていない)  売上−仕入=利益 という計算で正しい利益金額を求めるためには  「仕入」の金額を、当期の仕入高ではなく、当期に売上げた商品だけの  仕入金額(これを売上原価といいます。)に直してやる必要があります。  そのために、期末の決算において在庫調査をして、売れ残り分を  仕入から差引いて、繰越商品という資産に戻しておきます。  繰越商品は、資産ですから次期に繰越します。(=期首棚卸高という)  このあたりのことは、第7回のテキストにありますから、先にそっちを  読んでもいいですよ。 ▼資産・負債・資本という言葉について  これは、勘定科目ではありません。勘定科目の分類項目です。  ただ、2級では「諸資産」「諸負債」という科目が出てきます。  3級に限らず2級1級でもそうですが、一応学習上は許容勘定科目という  ものがあって、それ以外は使わないことになっています。  ただ、実務上は会社の好きなように決めて使っても構いません。  (外部報告書を作成するときは別。)