【質 問】 総合原価計算のテキストで、 「ただし、仕損品の評価額がある場合にはその評価額を差し引いた分を 負担する」の意味合いが分かりません。 【回 答】 基本的に仕損品の製造原価が仕損費になるのですが、 その仕損品に売却価値がある場合には、それを差引いた 金額を仕損費にします。 その理由が疑問ということでしょうね。 例えば、 仕損品の製造原価:材料費100+労務費100+経費100=300 だった場合に、その仕損品に50の売却価値があったとします。 もしも、50を考えないで原価計算すると、仕損品の製造原価300が 完成品等に負担させられます。 つまり、不合格で売り物にならない製品の原価を負担しているのですね。 その場合は、 仕損品の製造原価が仕損費になる。 @仕損費300/仕掛品300 仕損費を完成品と仕掛品に負担させる (ここで、仕損品の評価額を考えない) A仕掛品300/仕損費300 仕損品の評価額50は仕訳されないことになります。 仕損品の評価額が少額であって、いちいち計上するほどの事もない 場合ならそれでもOKです。 その場合は、売却されたときに B現金50/雑収入50 という仕訳になります。 しかし、損益に影響を与えない程度の少額な場合はイイのですが、 そうでないときは、売却した時に損益計算の比較が不合理になります。 そこで、廃棄処分にするか(売らない)、微々たる物でいつか売るけれども 無視してもイイ時は処分価額を考えないでおきますが、 原則的には、 @仕損費300/仕掛品300 A仕掛品250/仕損費300  仕損品50   (評価額)  ※仕掛品に振替える(完成品などの原価に含める)のは250円。 B現金50/仕損品50 というようにします。 仕損品の評価額が与えられていた場合は、 廃棄や雑収入の場合と違って、評価額を仕損品勘定に残すよという意味です。 その場合は、仕損費のうち50は、仕損品(評価額)に振替えられないと いけないです。 仕損品の売却価値は仕損費(仕損品の製造原価)からもたらされたものだから。 ということですが…、どうでしょう?