【質 問】 [1] 貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)の違いがピンとこない [2] 勘定科目、特に資産と資本の違いのイメージがわかないです。 [1]に関してですが、理解できていないため質問もすっきりした形で 出来なくて申し訳ないのですが、会社のお金の動きを帳簿につける という簿記の活動の結果を、このように2つの形で表す意義というか、 目的がいまいちスーッと理解できません。そういうことは考えずに、 覚えればよいのでしょうが…。 [2]についてですが、これがわかっていないため[1]もわかってないの かもしれませんが、実際に自分が今まで会社にいたことがないので、 お金の動きということについてイメージが湧きません。特に、勘定科目の 資産と資本のイメージがつかみにくいです。資本というのは、資産から 負債をひいたものと考えて良いですか? 【回 答】 [1]について これらは、外部の利害関係者に会社の経営状態を報告するための表ですが、 BSは、会計期末時点の財政(財産)状態を表すもので、 PLは、会計期間の経営成績を表すものです。 例えば、単純に考えると、初めに100円あって1年間に1,000円収入が あり、800円費用があったという場合、1,000円−800円=200円増えた はずですから、期末には100円+200円=300円あるはずです。 この期末の300円をBSに書いて、1,000円と800円の内容をPLに 書くわけです。 BSは一定時点の財政状態、PLは一定期間の経営成績です。 この両面から会社の状態を報告するために作成します。 >[2] 勘定科目、特に資産と資本の違いのイメージがわかない 先の例でいうと、最初にあった財産が100円だけだったとすると この100円が資産であり、同時に資本です。 資本は、資産と負債の差額であって抽象的な概念です。 だから、「わが社の資本金は1,000万円だ。」といっても 1,000万円の「資本金」という具体的なモノが銀行預金のように おいてあるわけではありません。 先の項で、「期末に300円あるはず」と簡単に書いてますが、 実際はいろんな資産や負債が残っていて、その差額が300円に なっていると言うことです。 勘定科目は資産・負債・資本・収益・費用の5つに分類しますが この中で具体的なモノは資産の一部だけです。 (資産にも権利のように目に見えないものもアル) その他は、すべて概念的なものです。 負債は「義務(債務)」、資本は資産と負債の差額、 収益は儲け、費用は必要経費ですから、いずれもカタチがないです。 例えば、現金を払って電車に乗ったら、具体的な現金が減ると同時に 概念的な「必要経費(旅費交通費)」が増えたと考えます。 また、ビル清掃業者が依頼を受けて清掃を行い、報酬を現金で 受取ったら、具体的な現金が増えると同時に概念的な「儲け(売上)」が 増えたと考えます。 また、現金のような具体的な資産の増減を伴わないこともあります。 代金を月末受取にしたような場合は、現金が増える代わりに 売掛金という権利が増えたと考えます。 それは、儲け(収益)が実現する時点を、役務の提供があったときだと 考えるからです。